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Sheet Music and Music Score

販売楽譜

[吹奏楽]創作主題による変奏曲《エニグマ》op.36

E.エルガー 作曲 (今村愛紀 編曲)

商品番号 : MEAR-002

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N E W

参考音源

ムジカ・エテルナ吹奏楽コレクション Vol.1 組曲「展覧会の絵」

楽曲情報

作曲者名:E.エルガー

編曲者名:今村愛紀

演奏時間:14分30秒

グレード:4.5(中級)

スタイル:オリジナルレパートリー

↓スコアサンプルはこちらから↓



楽曲紹介

1898年、イギリスのとある家で、作曲家エドワード・エルガー(1857−1934)はピアノを弾いていた。それを何となく聴いている妻のキャロライン。こんなとりとめのない日常から、イギリス音楽史上、最も成功した作品、「創作主題による変奏曲《エニグマ》」が誕生したのである。「エニグマ」とは、ギリシャ語で「謎解き」を意味する言葉。エルガーは1899年に本作を完成させた後で、自筆譜の最初に「Enigma」と書き入れた。《エニグマ》には2つの謎が存在する。1つは、各変奏に付けられた短い文字列。これはエルガーの友人を示すものであるということが早い段階で判明した。一方、もうひとつの謎は、現在でも不明なまま。エルガーはこの謎についてこう述べた――謎について説明はしない。作品全体を通して別の大きな主題が「進行する」が、それは演奏されない。つまり、主役となる人物が表舞台に登場することは決してないのである。
 今村愛紀(1987−)は、エルガーの複雑なオーケストレーションを解きほぐし、吹奏楽の響きに合った見事な編曲を行っている。抜粋ではあるものの、エルガーから私たちに送られた「エニグマ」に十分向かい合うことができるだろう。
 
 主題…《エニグマ》全体の基本となる鬱々とした主題が提示される。
 第4変奏…威圧的な態度と大きな声が特徴だったW.M.ベイカーの描写。野性的な短い変奏。
 第7変奏…エルガーのピアノの弟子であったA.T.グリフィスの描写。打楽器が活躍する勢いのある変奏。
 第9変奏…エルガーが世話になっていた出版社の社員A.J.イェーガーの描写。美しい音が紡がれてゆく変奏。
 第14変奏…エルガー自身の描写にして、最後の変奏。第9変奏も一部再現され、圧倒的な頂点で曲を終える。

楽器編成

Flute 1
Oboe
Bassoon
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Bass Clarinet
Eb Alto Saxophone
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone

Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
F Horn
Trombone
Euphonium
Tuba
String Bass
Timpani
Perc. 1:
 Snare Drum
Perc. 2: 
 Cymbals
 Bass Drum

今村 愛紀(Aiki Imamura)

埼玉県立伊奈学園総合高等学校、帝京大学文学部卒業。
作曲を清水篤氏に、ホルンを曽根敦子氏に師事。
吹奏楽指導や楽譜浄書にも力を入れる。


主な作品
Luna(21世紀の吹奏楽 第19回“響宴” 入選)
組曲第1番(日本管打・吹奏楽学会第2回作曲コンクール 佳作)