イントロダクションとドリアのタランテラ[アンサンブル]

  • 2,500円(税込2,700円)
型番 DSEN-0006
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楽曲情報

作曲家名:石原 勇太郎

演奏時間:5分00秒

グレード:3(中〜上級)

スタイル:アンサンブルレパートリー
楽曲紹介

 2016年に作曲した、3つのクラリネットのための小品です。題名のとおり、「イントロダクション(導入・序奏)」と「タランテラ」の2つの部分で出来ています。
「タランテラ」というのは、南イタリアの民族舞踊のことです。タラントという町があり、その町の名前が「タランテラ」の由来であるとも言われていますが、毒蜘蛛(タランチュラ)に噛まれた時に、タランテラを踊ることでその毒が抜けて回復するという伝説もあります。音楽の要素としては、急速なテンポと6/8拍子という拍子が特徴です。F.リストやS.ラフマニノフ、R.グリエールなど、多くの作曲家がタランテラに基づいた作品を残しています。
 ≪イントロダクションとドリアのタランテラ≫は、先述のように重々しいイントロダクションと急速なタランテラから構成されています。題名中の「ドリア」とは、中世の宗教音楽で用いられていた教会旋法のひとつ「ドリア旋法」のことを示しています。現在一般的なハ長調やイ短調のような長調・短調とは異なった音階ですので、少し癖のある響きがするかもしれません。タランテラ部分はもちろん、イントロダクションでもドリア旋法が中心的な音階です。唯一、タランテラの中間部は明確なト長調になっています。曲の構造自体は比較的明瞭であると思いますので、それぞれの部分の響きの違いや、テンポの違い、旋律の長さの違いなどを感じて演奏していただければと思います。
 冒頭でも書きましたが、「タランテラ」は「急速な」舞曲です。本作でもタランテラ部分のテンポ指定はかなり幅広く書いてあります。もし、指定よりも早く演奏できるようでしたら、それでもかまいません。イントロダクションの荘厳さと、タランテラの情熱的な勢いとを上手く対比させられるように挑戦してみてください。
(石原 勇太郎)
楽器編成

Bb Clarinet 1

Bb Clarinet 2

Bb Bass Clarinet

石原 勇太郎(Yutaro Ishihara)

1991年千葉県八千代市出身。12歳よりコントラバスを始める。2014年東京音楽大学器楽専攻(コントラバス)卒業。同大学音楽学課程修了。2016年東京音楽大学大学院 音楽教育専攻音楽学研究領域 修士課程修了。2014年、「天空の旅―吹奏楽のための譚詩―」で第25回朝日作曲賞受賞、2015年度全日本吹奏楽コンクール課題曲として採用される。これまでにコントラバスを幕内弘司、永島義男、作曲を村田昌己、新垣隆、藤原豊、指揮を三原明人の各氏に師事。現在、東京音楽大学大学院 音楽専攻(音楽学) 博士後期課程在学中。また平成28年度給費奨学生に選ばれる。藤田茂氏の指導の下、アントン・ブルックナーの交響曲に関する研究に取り組んでいる。